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KEIBA COURSE DATA — URAWA 800m

URAWA DIRT 800m 浦和800mは「前が止まらない」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

浦和ダート800mを2017〜2026年・774レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は82.3%。勝ち馬の93%が4番手以内から出ており、これは平均10.1頭という頭数から期待される42%を+51.4pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-16 〜 2026-07-17 集計・774レース7,803走(当サイト独自集計)

集計レース数
774R
2017〜2026年・平均10.1頭
逃げ 複勝率
82.3%
勝率48.5%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
−2.1pt
外(7-8枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
52%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前に行くほど土俵に乗るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。浦和800mの血統データ6,824走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. タリスマニック 72走 15.3% 47.2%
2. ローレルゲレイロ 119走 8.4% 47.1%
3. ディスクリートキャット 79走 17.7% 44.3%
4. エスポワールシチー 144走 12.5% 43.8%
5. サウスヴィグラス 159走 13.2% 43.4%
6. キンシャサノキセキ 99走 11.1% 41.4%
7. アメリカンペイトリオット 58走 17.2% 37.9%
8. フリオーソ 95走 17.9% 36.8%
9. アジアエクスプレス 110走 12.7% 36.4%
10. トランセンド 58走 13.8% 36.2%

対象: 浦和800mで50走以上の種牡馬(該当41頭)。血統データが取得できた6,824走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ヘニーヒューズ 25走44.0% 30走23.3% +20.7pt
ミッキーアイル 33走39.4% 37走24.3% +15.1pt
キンシャサノキセキ 52走48.1% 47走34.0% +14.1pt
ロードアルティマ 47走38.3% 44走25.0% +13.3pt
メイショウボーラー 49走18.4% 54走5.6% +12.8pt
タリスマニック 34走52.9% 38走42.1% +10.8pt
アジアエクスプレス 42走42.9% 68走32.4% +10.5pt
フリオーソ 56走41.1% 39走30.8% +10.3pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
コパノリチャード 23走21.7% 32走43.8% −22.1pt
トランセンド 34走29.4% 24走45.8% −16.4pt
トーセンジョーダン 50走14.0% 33走30.3% −16.3pt
トゥザワールド 38走23.7% 52走36.5% −12.8pt
エスポワールシチー 69走39.1% 75走48.0% −8.9pt
スマートファルコン 34走26.5% 43走34.9% −8.4pt
グランプリボス 23走17.4% 31走25.8% −8.4pt
パドトロワ 28走21.4% 24走29.2% −7.8pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 枠でどこまで差がつくか

生の複勝率は内(1-3枠)31.2%・外(7-8枠)29.6%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内外の差が−2.1ptにとどまり、枠でほとんど差がつかないコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 763走 9.6% 30.7% 31.2% −0.5pt
2枠 765走 10.7% 32.4% 31.1% +1.3pt
3枠 760走 11.1% 30.5% 31.2% −0.7pt
4枠 765走 10.1% 29.0% 31.2% −2.2pt
5枠 1,020走 9.7% 27.0% 29.6% −2.6pt
6枠 1,218走 10.6% 30.1% 28.3% +1.8pt
7枠 1,253走 8.6% 28.9% 27.6% +1.3pt
8枠 1,259走 9.8% 30.3% 27.4% +2.9pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率48.5%・複勝率82.3%、先行を含めると勝ち馬の93%が4番手以内から出ている(頭数から期待される42%に対し+51.4pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の81.3%から83.2%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 988走 48.5% 82.3% +51.3pt 81.3% 83.2%
先行 2,313走 10.5% 47.7% +16.6pt 48.8% 46.6%
差し 2,048走 2.4% 16.1% −10.7pt 15.4% 16.8%
追込 2,454走 0.2% 3.1% −26.0pt 2.5% 3.7%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は93%。平均10.1頭という頭数から期待される42%に対し+51.4pt。

04

浦和800m・3行まとめ

前残りが基本線

逃げ複勝率82.3%、先行も47.7%。勝ち馬の93%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+51.4pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

枠はほぼ互角

頭数補正後の内外差は−2.1pt(生の複勝率は内31.2%・外29.6%)。血統ではネオユニヴァースのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の52%。良→渋で複勝率が20.7pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。