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KEIBA COURSE DATA — KOCHI 1600m

KOCHI DIRT 1600m 高知1600mは「地方の中では差しが決まる」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

高知ダート1600mを2017〜2026年・1,414レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は56.4%。勝ち馬の71%が4番手以内から出ており、これは平均9.1頭という頭数から期待される44%を+26.8pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-01 〜 2026-08-02 集計・1,414レース12,930走(当サイト独自集計)

集計レース数
1,414R
2017〜2026年・平均9.1頭
逃げ 複勝率
56.4%
勝率27.6%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
+2.9pt
内(1-3枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
81%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。位置取りだけでは決まらない。展開と末脚を見るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。高知1600mの血統データ11,755走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. コパノリッキー 50走 28.0% 60.0%
2. マクフィ 63走 15.9% 44.4%
3. トランセンド 54走 25.9% 42.6%
4. エンパイアメーカー 106走 16.0% 42.5%
5. キンシャサノキセキ 192走 12.5% 41.1%
6. ロージズインメイ 248走 18.5% 40.7%
7. ダノンシャンティ 75走 16.0% 40.0%
8. ディスクリートキャット 58走 13.8% 39.7%
9. リオンディーズ 72走 11.1% 38.9%
10. ロードカナロア 206走 16.0% 38.8%

対象: 高知1600mで50走以上の種牡馬(該当77頭)。血統データが取得できた11,755走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
アジアエクスプレス 71走40.8% 20走20.0% +20.8pt
ネオユニヴァース 140走35.0% 21走14.3% +20.7pt
ヘニーヒューズ 165走40.6% 46走23.9% +16.7pt
パイロ 99走29.3% 29走13.8% +15.5pt
マジェスティックウォリアー 73走28.8% 20走15.0% +13.8pt
メイショウボーラー 132走28.0% 26走15.4% +12.6pt
エスポワールシチー 89走29.2% 22走18.2% +11.0pt
ダイワメジャー 151走29.1% 26走19.2% +9.9pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
サウスヴィグラス 127走22.0% 30走43.3% −21.3pt
ドレフォン 44走27.3% 25走40.0% −12.7pt
ダンカーク 86走24.4% 27走37.0% −12.6pt
ハーツクライ 227走35.2% 49走46.9% −11.7pt
クロフネ 154走31.2% 21走42.9% −11.7pt
スクリーンヒーロー 106走35.8% 28走46.4% −10.6pt
キンシャサノキセキ 159走39.6% 32走50.0% −10.4pt
オルフェーヴル 120走35.8% 29走44.8% −9.0pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統

生の複勝率は内(1-3枠)34.9%・外(7-8枠)30.4%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+2.9pt上回る、内がやや有利なコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 1,383走 12.6% 34.6% 32.8% +1.8pt
2枠 1,380走 12.3% 36.2% 32.8% +3.4pt
3枠 1,390走 11.9% 34.0% 32.8% +1.2pt
4枠 1,390走 10.9% 34.2% 32.8% +1.4pt
5枠 1,381走 11.2% 35.3% 32.8% +2.5pt
6枠 1,734走 9.8% 30.6% 31.7% −1.1pt
7枠 2,022走 9.4% 30.0% 31.2% −1.2pt
8枠 2,250走 10.7% 30.8% 31.2% −0.4pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率27.6%・複勝率56.4%、先行を含めると勝ち馬の71%が4番手以内から出ている(頭数から期待される44%に対し+26.8pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の53.4%から57.2%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 1,415走 27.6% 56.4% +23.6pt 53.4% 57.2%
先行 4,246走 14.3% 41.1% +8.3pt 43.1% 40.7%
差し 2,961走 8.0% 29.1% −1.5pt 29.6% 29.0%
追込 4,271走 4.2% 19.3% −13.0pt 18.2% 19.5%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は71%。平均9.1頭という頭数から期待される44%に対し+26.8pt。

04

高知1600m・3行まとめ

位置取りは決め手にならない

逃げ複勝率56.4%、先行も41.1%。勝ち馬の71%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+26.8pt。地方のコースとしては差し・追込にも出番がある部類。

枠はやや内有利

頭数補正後の内外差は+2.9pt(生の複勝率は内34.9%・外30.4%)。血統ではトゥザワールドのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の81%。良→渋で複勝率が20.8pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。