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KEIBA COURSE DATA — KAWASAKI 900m

KAWASAKI DIRT 900m 川崎900mは「前が止まらない」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

川崎ダート900mを2017〜2026年・1,289レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は69.1%。勝ち馬の85%が4番手以内から出ており、これは平均10.5頭という頭数から期待される39%を+46.0pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-01 〜 2026-07-31 集計・1,289レース13,589走(当サイト独自集計)

集計レース数
1,289R
2017〜2026年・平均10.5頭
逃げ 複勝率
69.1%
勝率37.4%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
+2.6pt
内(1-3枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
50%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前に行くほど土俵に乗るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。川崎900mの血統データ11,807走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. ネロ 63走 23.8% 50.8%
2. サクラゼウス 85走 25.9% 49.4%
3. スクリーンヒーロー 61走 13.1% 45.9%
4. マクフィ 78走 14.1% 44.9%
5. リオンディーズ 77走 13.0% 41.6%
6. ヘニーヒューズ 171走 19.9% 39.8%
7. ザファクター 63走 23.8% 39.7%
8. リアルインパクト 82走 11.0% 39.0%
9. オルフェーヴル 54走 13.0% 38.9%
10. グラスワンダー 57走 10.5% 38.6%

対象: 川崎900mで50走以上の種牡馬(該当71頭)。血統データが取得できた11,807走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
サトノアラジン 36走47.2% 39走23.1% +24.1pt
フィガロ 39走46.2% 27走25.9% +20.3pt
ベーカバド 31走32.3% 27走14.8% +17.5pt
ビッグアーサー 35走45.7% 42走28.6% +17.1pt
パドトロワ 27走33.3% 30走16.7% +16.6pt
スズカコーズウェイ 70走37.1% 76走21.1% +16.0pt
メイショウボーラー 44走31.8% 55走16.4% +15.4pt
ノヴェリスト 23走26.1% 27走11.1% +15.0pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
リオンディーズ 32走25.0% 45走53.3% −28.3pt
ノボジャック 51走25.5% 43走46.5% −21.0pt
ゴールドアリュール 26走7.7% 33走27.3% −19.6pt
ロードカナロア 73走26.0% 63走41.3% −15.3pt
カレンブラックヒル 57走24.6% 45走35.6% −11.0pt
ディープスカイ 26走11.5% 32走21.9% −10.4pt
キンシャサノキセキ 70走31.4% 70走41.4% −10.0pt
マクフィ 33走39.4% 45走48.9% −9.5pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統

生の複勝率は内(1-3枠)31.9%・外(7-8枠)27.0%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+2.6pt上回る、内がやや有利なコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 1,264走 10.4% 35.2% 29.3% +5.9pt
2枠 1,271走 10.4% 30.8% 29.3% +1.5pt
3枠 1,276走 9.7% 29.5% 29.3% +0.2pt
4枠 1,268走 11.0% 31.4% 29.3% +2.1pt
5枠 1,933走 9.1% 27.3% 27.8% −0.5pt
6枠 2,117走 9.1% 24.9% 27.4% −2.5pt
7枠 2,215走 9.4% 27.1% 27.1% +0.0pt
8枠 2,245走 8.4% 26.8% 26.9% −0.1pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率37.4%・複勝率69.1%、先行を含めると勝ち馬の85%が4番手以内から出ている(頭数から期待される39%に対し+46.0pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の67.7%から70.6%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 1,615走 37.4% 69.1% +40.0pt 67.7% 70.6%
先行 3,969走 12.4% 41.8% +12.7pt 41.2% 42.4%
差し 3,833走 3.7% 19.3% −7.1pt 20.2% 18.4%
追込 4,172走 1.2% 8.6% −19.5pt 8.8% 8.3%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は85%。平均10.5頭という頭数から期待される39%に対し+46.0pt。

04

川崎900m・3行まとめ

前残りが基本線

逃げ複勝率69.1%、先行も41.8%。勝ち馬の85%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+46.0pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

枠はやや内有利

頭数補正後の内外差は+2.6pt(生の複勝率は内31.9%・外27.0%)。血統ではフィガロのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の50%。良→渋で複勝率が24.1pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。