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KEIBA COURSE DATA — KAWASAKI 1500m

KAWASAKI DIRT 1500m 川崎1500mは「前有利、ただし差しも届く」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

川崎ダート1500mを2017〜2026年・1,863レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は50.9%。勝ち馬の67%が4番手以内から出ており、これは平均11.8頭という頭数から期待される35%を+32.7pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-01 〜 2026-07-31 集計・1,863レース21,913走(当サイト独自集計)

集計レース数
1,863R
2017〜2026年・平均11.8頭
逃げ 複勝率
50.9%
勝率25.7%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
+5.0pt
内(1-3枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
50%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前が優勢だが、差しも十分に取り切れる範囲。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。川崎1500mの血統データ18,148走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(76走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. エンパイアメーカー 78走 14.1% 47.4%
2. アイルハヴアナザー 191走 13.1% 37.7%
3. ジョーカプチーノ 95走 11.6% 35.8%
4. キングカメハメハ 129走 14.7% 34.9%
5. スマートファルコン 207走 9.2% 34.8%
6. ヴィットリオドーロ 80走 13.8% 33.8%
7. ダノンレジェンド 108走 13.0% 33.3%
8. マジェスティックウォリアー 203走 11.3% 32.5%
9. ホッコータルマエ 277走 14.8% 31.8%
10. ノヴェリスト 104走 5.8% 31.7%

対象: 川崎1500mで76走以上の種牡馬(該当77頭)。血統データが取得できた18,148走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ネオユニヴァース 59走39.0% 52走21.2% +17.8pt
リーチザクラウン 47走34.0% 54走16.7% +17.3pt
サウスヴィグラス 135走34.8% 118走21.2% +13.6pt
ダイワメジャー 72走22.2% 76走9.2% +13.0pt
プリサイスエンド 79走31.6% 79走19.0% +12.6pt
マインドユアビスケッツ 41走36.6% 53走24.5% +12.1pt
エイシンフラッシュ 60走20.0% 55走9.1% +10.9pt
アイルハヴアナザー 99走42.4% 92走32.6% +9.8pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
カレンブラックヒル 54走24.1% 43走39.5% −15.4pt
タニノギムレット 71走15.5% 68走30.9% −15.4pt
ビーチパトロール 44走13.6% 32走28.1% −14.5pt
ラニ 39走5.1% 58走19.0% −13.9pt
コパノリッキー 60走21.7% 63走34.9% −13.2pt
タートルボウル 70走25.7% 55走38.2% −12.5pt
ヴィクトワールピサ 47走14.9% 42走26.2% −11.3pt
シンボリクリスエス 93走18.3% 87走28.7% −10.4pt

対象: 全体76走以上かつ良・渋それぞれ30走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統

生の複勝率は内(1-3枠)28.9%・外(7-8枠)23.5%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+5.0pt上回る、はっきりした内枠有利のコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 1,835走 9.7% 29.4% 26.1% +3.3pt
2枠 1,845走 10.2% 30.5% 26.1% +4.4pt
3枠 2,432走 8.7% 27.3% 24.9% +2.4pt
4枠 2,596走 8.6% 26.6% 24.8% +1.8pt
5枠 3,027走 8.1% 24.8% 24.8% +0.0pt
6枠 3,262走 7.7% 23.2% 25.0% −1.8pt
7枠 3,414走 8.7% 24.3% 25.1% −0.8pt
8枠 3,502走 7.7% 22.8% 25.2% −2.4pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ22走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ22走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率25.7%・複勝率50.9%、先行を含めると勝ち馬の67%が4番手以内から出ている(頭数から期待される35%に対し+32.7pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の48.6%から53.3%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 2,040走 25.7% 50.9% +24.9pt 48.6% 53.3%
先行 5,667走 12.9% 36.0% +10.0pt 35.6% 36.4%
差し 7,067走 6.0% 22.8% −1.5pt 23.3% 22.4%
追込 7,139走 2.5% 12.6% −12.5pt 12.8% 12.4%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は67%。平均11.8頭という頭数から期待される35%に対し+32.7pt。

04

川崎1500m・3行まとめ

前が優勢、差しも届く

逃げ複勝率50.9%、先行も36.0%。勝ち馬の67%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+32.7pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

枠は明確に内有利

頭数補正後の内外差は+5.0pt(生の複勝率は内28.9%・外23.5%)。血統ではジョーカプチーノのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の50%。良→渋で複勝率が17.8pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。