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KEIBA COURSE DATA — KAWASAKI 2000m

KAWASAKI DIRT 2000m 川崎2000mは「前有利、ただし差しも届く」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

川崎ダート2000mを2017〜2026年・379レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は50.0%。勝ち馬の69%が4番手以内から出ており、これは平均11.3頭という頭数から期待される36%を+32.1pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-04 〜 2026-07-31 集計・379レース4,293走(当サイト独自集計)

集計レース数
379R
2017〜2026年・平均11.3頭
逃げ 複勝率
50.0%
勝率25.9%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
+1.5pt
内(1-3枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
50%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前が優勢だが、差しも十分に取り切れる範囲。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。川崎2000mの血統データ3,917走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. キズナ 85走 16.5% 43.5%
2. ハーツクライ 96走 15.6% 40.6%
3. ベルシャザール 81走 16.0% 39.5%
4. ロージズインメイ 54走 7.4% 33.3%
5. ダノンシャンティ 61走 4.9% 31.1%
6. ルーラーシップ 98走 7.1% 30.6%
7. アイルハヴアナザー 51走 11.8% 29.4%
8. フリオーソ 108走 7.4% 27.8%
9. ゴールドシップ 55走 9.1% 27.3%
10. ラニ 68走 7.4% 26.5%

対象: 川崎2000mで50走以上の種牡馬(該当16頭)。血統データが取得できた3,917走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ホッコータルマエ 31走32.3% 31走16.1% +16.2pt
ハーツクライ 44走45.5% 52走36.5% +9.0pt
ラニ 32走31.2% 36走22.2% +9.0pt
オルフェーヴル 31走22.6% 29走13.8% +8.8pt
フリオーソ 60走30.0% 48走25.0% +5.0pt
パイロ 43走20.9% 40走17.5% +3.4pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ロージズインメイ 33走24.2% 21走47.6% −23.4pt
ベルシャザール 34走32.4% 47走44.7% −12.3pt
マジェスティックウォリアー 28走14.3% 26走23.1% −8.8pt
ダノンシャンティ 30走26.7% 31走35.5% −8.8pt
ルーラーシップ 47走27.7% 51走33.3% −5.6pt
アイルハヴアナザー 29走27.6% 22走31.8% −4.2pt
ゴールドシップ 30走26.7% 25走28.0% −1.3pt
キズナ 42走42.9% 43走44.2% −1.3pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統

生の複勝率は内(1-3枠)28.5%・外(7-8枠)26.0%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+1.5pt上回る、内がやや有利なコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 371走 9.7% 29.6% 27.3% +2.3pt
2枠 375走 8.8% 27.7% 27.3% +0.4pt
3枠 476走 10.3% 28.2% 26.1% +2.1pt
4枠 524走 7.4% 23.9% 25.8% −1.9pt
5枠 568走 10.6% 28.2% 25.7% +2.5pt
6枠 629走 6.7% 24.3% 25.9% −1.6pt
7枠 666走 9.6% 27.3% 25.9% +1.4pt
8枠 684走 8.2% 24.7% 25.9% −1.2pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率25.9%・複勝率50.0%、先行を含めると勝ち馬の69%が4番手以内から出ている(頭数から期待される36%に対し+32.1pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の49.0%から51.0%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 402走 25.9% 50.0% +22.7pt 49.0% 51.0%
先行 1,178走 13.2% 37.3% +10.0pt 36.2% 38.4%
差し 1,331走 6.4% 22.5% −2.1pt 24.7% 20.5%
追込 1,382走 2.5% 14.3% −12.0pt 13.8% 14.7%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は69%。平均11.3頭という頭数から期待される36%に対し+32.1pt。

04

川崎2000m・3行まとめ

前が優勢、差しも届く

逃げ複勝率50.0%、先行も37.3%。勝ち馬の69%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+32.1pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

枠はやや内有利

頭数補正後の内外差は+1.5pt(生の複勝率は内28.5%・外26.0%)。血統ではアイルハヴアナザーのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の50%。良→渋で複勝率が16.2pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。