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KEIBA COURSE DATA — KAWASAKI 1600m

KAWASAKI DIRT 1600m 川崎1600mは「前有利、ただし差しも届く」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

川崎ダート1600mを2017〜2026年・855レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は47.4%。勝ち馬の65%が4番手以内から出ており、これは平均11.7頭という頭数から期待される35%を+29.7pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-01 〜 2026-07-30 集計・855レース10,023走(当サイト独自集計)

集計レース数
855R
2017〜2026年・平均11.7頭
逃げ 複勝率
47.4%
勝率22.2%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
+3.2pt
内(1-3枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
50%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前が優勢だが、差しも十分に取り切れる範囲。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。川崎1600mの血統データ7,949走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. アジアエクスプレス 64走 15.6% 43.8%
2. カネヒキリ 58走 10.3% 41.4%
3. キズナ 68走 14.7% 38.2%
4. ロードカナロア 69走 15.9% 37.7%
5. スマートファルコン 141走 14.2% 37.6%
6. コパノリッキー 50走 14.0% 36.0%
7. ダンカーク 73走 15.1% 35.6%
8. ダノンレジェンド 51走 15.7% 35.3%
9. ゼンノロブロイ 56走 14.3% 32.1%
10. ホッコータルマエ 135走 13.3% 31.9%

対象: 川崎1600mで50走以上の種牡馬(該当49頭)。血統データが取得できた7,949走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
キズナ 35走48.6% 33走27.3% +21.3pt
コパノリッキー 22走45.5% 28走28.6% +16.9pt
トランセンド 36走33.3% 29走17.2% +16.1pt
スマートファルコン 70走45.7% 71走29.6% +16.1pt
ベルシャザール 38走23.7% 26走7.7% +16.0pt
バトルプラン 34走38.2% 48走22.9% +15.3pt
パイロ 116走31.0% 114走16.7% +14.3pt
ディープスカイ 27走29.6% 23走17.4% +12.2pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ジャスタウェイ 28走14.3% 29走37.9% −23.6pt
ブラックタイド 37走18.9% 21走38.1% −19.2pt
ロージズインメイ 60走13.3% 68走32.4% −19.1pt
ローレルゲレイロ 29走20.7% 23走39.1% −18.4pt
ディープブリランテ 31走9.7% 29走27.6% −17.9pt
シニスターミニスター 80走23.8% 74走39.2% −15.4pt
トゥザワールド 33走15.2% 28走28.6% −13.4pt
クロフネ 51走19.6% 44走31.8% −12.2pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統

生の複勝率は内(1-3枠)28.3%・外(7-8枠)24.2%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+3.2pt上回る、内がやや有利なコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 842走 10.7% 30.2% 26.5% +3.7pt
2枠 849走 8.4% 29.9% 26.5% +3.4pt
3枠 1,159走 8.5% 25.7% 25.1% +0.6pt
4枠 1,254走 8.8% 26.3% 24.9% +1.4pt
5枠 1,371走 7.9% 24.2% 24.9% −0.7pt
6枠 1,454走 8.2% 24.1% 25.0% −0.9pt
7枠 1,522走 7.4% 23.3% 25.0% −1.7pt
8枠 1,572走 9.5% 25.1% 25.1% +0.0pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率22.2%・複勝率47.4%、先行を含めると勝ち馬の65%が4番手以内から出ている(頭数から期待される35%に対し+29.7pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の45.9%から48.8%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 908走 22.2% 47.4% +21.0pt 45.9% 48.8%
先行 2,627走 13.5% 36.4% +10.0pt 33.2% 39.6%
差し 3,232走 6.7% 24.5% +0.5pt 25.9% 22.9%
追込 3,256走 2.5% 12.0% −13.2pt 12.6% 11.4%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は65%。平均11.7頭という頭数から期待される35%に対し+29.7pt。

04

川崎1600m・3行まとめ

前が優勢、差しも届く

逃げ複勝率47.4%、先行も36.4%。勝ち馬の65%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+29.7pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

枠はやや内有利

頭数補正後の内外差は+3.2pt(生の複勝率は内28.3%・外24.2%)。血統ではスウェプトオーヴァーボードのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の50%。良→渋で複勝率が21.3pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。