KEIBA COURSE DATA — FUNABASHI 1000m
FUNABASHI DIRT 1000m
船橋1000mは「前有利、ただし差しも届く」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む
船橋ダート1000mを2017〜2026年・532レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は59.2%。勝ち馬の77%が4番手以内から出ており、これは平均9.9頭という頭数から期待される46%を+31.6pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。
2017-01-09 〜 2026-08-06 集計・532レース5,244走(当サイト独自集計)
脚質ビュー(複勝率)
First corner position → Top3 rateこのページの数字の読み方
少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。
馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬
コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。船橋1000mの血統データ4,195走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。
| 種牡馬(50走以上・複勝率順) | 出走 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1. パイロ | 99走 | 18.2% | 46.5% |
| 2. シニスターミニスター | 73走 | 15.1% | 42.5% |
| 3. フリオーソ | 70走 | 4.3% | 41.4% |
| 4. コパノリッキー | 55走 | 9.1% | 38.2% |
| 5. アジアエクスプレス | 56走 | 25.0% | 37.5% |
| 6. キンシャサノキセキ | 59走 | 10.2% | 37.3% |
| 7. ヘニーヒューズ | 62走 | 17.7% | 37.1% |
| 8. スマートファルコン | 67走 | 7.5% | 34.3% |
| 9. ロードカナロア | 56走 | 12.5% | 33.9% |
| 10. サウスヴィグラス | 185走 | 11.9% | 33.0% |
対象: 船橋1000mで50走以上の種牡馬(該当14頭)。血統データが取得できた4,195走で集計。
渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| シニスターミニスター | 35走 | 57.1% | 38走 | 28.9% | +28.2pt |
| アジアエクスプレス | 24走 | 50.0% | 32走 | 28.1% | +21.9pt |
| コパノリッキー | 20走 | 50.0% | 35走 | 31.4% | +18.6pt |
| ロージズインメイ | 25走 | 32.0% | 25走 | 16.0% | +16.0pt |
| エスポワールシチー | 49走 | 32.7% | 57走 | 24.6% | +8.1pt |
| クロフネ | 31走 | 32.3% | 24走 | 25.0% | +7.3pt |
| スマートファルコン | 38走 | 36.8% | 29走 | 31.0% | +5.8pt |
| ロードカナロア | 25走 | 36.0% | 31走 | 32.3% | +3.7pt |
渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| パイロ | 50走 | 42.0% | 49走 | 51.0% | −9.0pt |
| メイショウボーラー | 31走 | 16.1% | 20走 | 25.0% | −8.9pt |
| フリオーソ | 35走 | 37.1% | 35走 | 45.7% | −8.6pt |
| ヘニーヒューズ | 27走 | 33.3% | 35走 | 40.0% | −6.7pt |
| キンシャサノキセキ | 34走 | 35.3% | 25走 | 40.0% | −4.7pt |
対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。
枠順傾向 — 外枠のほうが走るコース
生の複勝率は内(1-3枠)29.3%・外(7-8枠)30.2%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると外(7-8枠)が内(1-3枠)を+8.4pt上回る、外枠有利のコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。
| 枠 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 頭数からの期待値 | 補正差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 525走 | 6.3% | 25.5% | 34.2% | −8.7pt |
| 2枠 | 523走 | 10.5% | 31.2% | 34.3% | −3.1pt |
| 3枠 | 665走 | 9.6% | 30.8% | 31.7% | −0.9pt |
| 4枠 | 710走 | 12.4% | 35.2% | 31.1% | +4.1pt |
| 5枠 | 742走 | 9.6% | 30.6% | 30.7% | −0.1pt |
| 6枠 | 719走 | 10.6% | 28.8% | 28.1% | +0.7pt |
| 7枠 | 687走 | 9.8% | 29.8% | 26.2% | +3.6pt |
| 8枠 | 673走 | 11.6% | 30.6% | 25.3% | +5.3pt |
枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。
内枠で走る種牡馬
- エスポワールシチー内 30.0%(30走)/ 外 12.9%(31走)
- フリオーソ内 38.5%(26走)/ 外 27.8%(18走)
- ヘニーヒューズ内 41.2%(17走)/ 外 31.2%(16走)
内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。
外枠で走る種牡馬
- ロードカナロア内 20.8%(24走)/ 外 53.3%(15走)
- シニスターミニスター内 30.0%(20走)/ 外 47.8%(23走)
- スマートファルコン内 26.1%(23走)/ 外 33.3%(15走)
外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。
展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか
逃げの勝率30.4%・複勝率59.2%、先行を含めると勝ち馬の77%が4番手以内から出ている(頭数から期待される46%に対し+31.6pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の56.1%から61.8%へさらに上がる。
| 脚質 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 補正差 | 良・複勝率 | 渋・複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 698走 | 30.4% | 59.2% | +25.2pt | 56.1% | 61.8% |
| 先行 | 1,576走 | 12.6% | 42.6% | +8.7pt | 41.8% | 43.3% |
| 差し | 1,322走 | 5.7% | 21.3% | −2.7pt | 22.6% | 20.3% |
| 追込 | 1,641走 | 2.7% | 13.9% | −15.4pt | 16.1% | 12.0% |
勝ち馬の脚質内訳
勝ち馬のうち4番手以内は77%。平均9.9頭という頭数から期待される46%に対し+31.6pt。
船橋1000m・3行まとめ
前が優勢、差しも届く
逃げ複勝率59.2%、先行も42.6%。勝ち馬の77%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+31.6pt。テンに行ける馬から組み立てたい。
外枠のほうが走る
頭数補正後の内外差は−8.4pt(生の複勝率は内29.3%・外30.2%)。血統ではロードカナロアのように外枠で数字を上げる例もある。
渋ったら血統表を見る
渋った馬場は全体の53%。良→渋で複勝率が28.2pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。