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KEIBA COURSE DATA — OI 1800m

OI DIRT 1800m 大井1800mは「地方の中では差しが決まる」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

大井ダート1800mを2017〜2026年・593レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は41.1%。勝ち馬の59%が4番手以内から出ており、これは平均12.4頭という頭数から期待される34%を+25.0pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-25 〜 2026-07-24 集計・593レース7,326走(当サイト独自集計)

集計レース数
593R
2017〜2026年・平均12.4頭
逃げ 複勝率
41.1%
勝率19.7%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
−0.5pt
外(7-8枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
53%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。位置取りだけでは決まらない。展開と末脚を見るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。大井1800mの血統データ6,329走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. ヘニーヒューズ 77走 20.8% 49.4%
2. サウスヴィグラス 59走 10.2% 42.4%
3. ホッコータルマエ 149走 13.4% 36.2%
4. トランセンド 51走 7.8% 33.3%
5. フリオーソ 136走 8.8% 31.6%
6. アイルハヴアナザー 123走 13.0% 30.1%
7. カジノドライヴ 104走 9.6% 29.8%
8. オルフェーヴル 73走 12.3% 28.8%
9. ベルシャザール 87走 8.0% 28.7%
10. キズナ 93走 8.6% 28.0%

対象: 大井1800mで50走以上の種牡馬(該当34頭)。血統データが取得できた6,329走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
プリサイスエンド 42走33.3% 35走14.3% +19.0pt
トランセンド 28走39.3% 23走26.1% +13.2pt
エスポワールシチー 51走31.4% 33走21.2% +10.2pt
アイルハヴアナザー 66走34.8% 57走24.6% +10.2pt
シンボリクリスエス 35走31.4% 27走22.2% +9.2pt
エンパイアメーカー 75走21.3% 48走12.5% +8.8pt
ホッコータルマエ 66走40.9% 83走32.5% +8.4pt
フリオーソ 58走36.2% 78走28.2% +8.0pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
タートルボウル 37走10.8% 23走34.8% −24.0pt
ヘニーヒューズ 46走43.5% 31走58.1% −14.6pt
ジャスタウェイ 28走14.3% 36走27.8% −13.5pt
ストロングリターン 33走21.2% 30走33.3% −12.1pt
ルーラーシップ 28走21.4% 45走28.9% −7.5pt
ダイワメジャー 45走15.6% 36走22.2% −6.6pt
マジェスティックウォリアー 48走25.0% 49走28.6% −3.6pt
ヴァーミリアン 37走18.9% 27走22.2% −3.3pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 枠でどこまで差がつくか

生の複勝率は内(1-3枠)24.3%・外(7-8枠)24.8%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内外の差が−0.5ptにとどまり、枠でほとんど差がつかないコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 698走 10.2% 24.9% 24.4% +0.5pt
2枠 763走 7.1% 24.5% 24.0% +0.5pt
3枠 836走 6.7% 23.6% 23.7% −0.1pt
4枠 902走 6.8% 22.5% 23.8% −1.3pt
5枠 974走 8.2% 24.7% 23.8% +0.9pt
6枠 1,013走 7.7% 24.4% 23.9% +0.5pt
7枠 1,058走 9.0% 24.5% 24.0% +0.5pt
8枠 1,082走 9.1% 25.0% 24.1% +0.9pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

  • ヘニーヒューズ内 60.0%(25走)/ 外 30.8%(26走)
  • アイルハヴアナザー内 51.4%(37走)/ 外 22.5%(40走)
  • タートルボウル内 33.3%(18走)/ 外 5.9%(17走)

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

  • カジノドライヴ内 15.6%(32走)/ 外 40.0%(30走)
  • ストロングリターン内 16.0%(25走)/ 外 37.5%(16走)
  • キズナ内 20.7%(29走)/ 外 37.9%(29走)

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率19.7%・複勝率41.1%、先行を含めると勝ち馬の59%が4番手以内から出ている(頭数から期待される34%に対し+25.0pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の39.7%から42.4%へさらに上がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 628走 19.7% 41.1% +15.7pt 39.7% 42.4%
先行 1,769走 12.8% 36.7% +11.2pt 35.4% 37.9%
差し 2,577走 6.7% 21.9% −0.5pt 22.7% 21.1%
追込 2,352走 3.0% 13.1% −11.0pt 13.0% 13.1%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は59%。平均12.4頭という頭数から期待される34%に対し+25.0pt。

04

大井1800m・3行まとめ

位置取りは決め手にならない

逃げ複勝率41.1%、先行も36.7%。勝ち馬の59%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+25.0pt。地方のコースとしては差し・追込にも出番がある部類。

枠はほぼ互角

頭数補正後の内外差は−0.5pt(生の複勝率は内24.3%・外24.8%)。血統ではカジノドライヴのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の53%。良→渋で複勝率が19.0pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。