KEIBA COURSE DATA — OI 1400m
OI DIRT 1400m
大井1400mは「前で決まりやすい」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む
大井ダート1400mを2017〜2026年・2,109レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は48.9%。勝ち馬の68%が4番手以内から出ており、これは平均12.2頭という頭数から期待される34%を+33.9pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。
2017-01-23 〜 2026-07-24 集計・2,109レース25,627走(当サイト独自集計)
脚質ビュー(複勝率)
First corner position → Top3 rateこのページの数字の読み方
少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。
馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬
コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。大井1400mの血統データ21,567走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。
| 種牡馬(89走以上・複勝率順) | 出走 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1. インカンテーション | 101走 | 9.9% | 39.6% |
| 2. アジアエクスプレス | 337走 | 11.9% | 36.5% |
| 3. ダノンシャンティ | 136走 | 11.0% | 35.3% |
| 4. ホッコータルマエ | 411走 | 12.9% | 34.5% |
| 5. キングカメハメハ | 125走 | 14.4% | 34.4% |
| 6. モーニン | 129走 | 9.3% | 34.1% |
| 7. トビーズコーナー | 153走 | 13.7% | 34.0% |
| 8. キンシャサノキセキ | 402走 | 11.2% | 33.8% |
| 9. シニスターミニスター | 462走 | 13.4% | 32.7% |
| 10. ダノンレジェンド | 171走 | 9.4% | 32.2% |
対象: 大井1400mで89走以上の種牡馬(該当75頭)。血統データが取得できた21,567走で集計。
渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| ラニ | 58走 | 39.7% | 85走 | 22.4% | +17.3pt |
| ジャングルポケット | 56走 | 26.8% | 38走 | 10.5% | +16.3pt |
| ノボジャック | 42走 | 40.5% | 56走 | 25.0% | +15.5pt |
| カレンブラックヒル | 59走 | 33.9% | 49走 | 18.4% | +15.5pt |
| スウェプトオーヴァーボード | 81走 | 25.9% | 71走 | 15.5% | +10.4pt |
| トビーズコーナー | 80走 | 38.8% | 73走 | 28.8% | +10.0pt |
| キングカメハメハ | 61走 | 39.3% | 64走 | 29.7% | +9.6pt |
| ホッコータルマエ | 200走 | 39.5% | 211走 | 29.9% | +9.6pt |
渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| ロードカナロア | 88走 | 21.6% | 71走 | 39.4% | −17.8pt |
| オルフェーヴル | 76走 | 18.4% | 54走 | 33.3% | −14.9pt |
| ルーラーシップ | 77走 | 18.2% | 58走 | 31.0% | −12.8pt |
| ヴィクトワールピサ | 77走 | 13.0% | 55走 | 25.5% | −12.5pt |
| タニノギムレット | 50走 | 14.0% | 46走 | 26.1% | −12.1pt |
| マインドユアビスケッツ | 45走 | 24.4% | 45走 | 35.6% | −11.2pt |
| ストロングリターン | 108走 | 14.8% | 95走 | 25.3% | −10.5pt |
| ネオユニヴァース | 82走 | 19.5% | 62走 | 29.0% | −9.5pt |
対象: 全体89走以上かつ良・渋それぞれ35走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。
枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統
生の複勝率は内(1-3枠)26.5%・外(7-8枠)23.7%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+2.3pt上回る、内がやや有利なコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。
| 枠 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 頭数からの期待値 | 補正差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2,280走 | 9.8% | 29.6% | 25.1% | +4.5pt |
| 2枠 | 2,342走 | 9.6% | 26.4% | 25.0% | +1.4pt |
| 3枠 | 2,958走 | 8.1% | 24.1% | 24.2% | −0.1pt |
| 4枠 | 3,212走 | 8.6% | 24.9% | 24.2% | +0.7pt |
| 5枠 | 3,491走 | 8.0% | 24.9% | 24.3% | +0.6pt |
| 6枠 | 3,689走 | 7.7% | 22.6% | 24.2% | −1.6pt |
| 7枠 | 3,797走 | 7.6% | 24.6% | 24.2% | +0.4pt |
| 8枠 | 3,858走 | 7.7% | 22.9% | 24.1% | −1.2pt |
枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。
内枠で走る種牡馬
- ヴァーミリアン内 30.4%(46走)/ 外 5.1%(39走)
- モーニン内 45.5%(33走)/ 外 21.6%(37走)
- ルーラーシップ内 30.2%(43走)/ 外 10.3%(29走)
内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ26走以上の種牡馬が対象。
外枠で走る種牡馬
- ダノンシャンティ内 20.6%(34走)/ 外 41.3%(46走)
- リーチザクラウン内 12.9%(31走)/ 外 30.0%(30走)
- ネオユニヴァース内 13.6%(44走)/ 外 30.3%(33走)
外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ26走以上の種牡馬が対象。
展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか
逃げの勝率23.1%・複勝率48.9%、先行を含めると勝ち馬の68%が4番手以内から出ている(頭数から期待される34%に対し+33.9pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の49.1%から48.7%へむしろ下がる。
| 脚質 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 補正差 | 良・複勝率 | 渋・複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 2,353走 | 23.1% | 48.9% | +23.1pt | 49.1% | 48.7% |
| 先行 | 6,346走 | 14.2% | 38.7% | +13.0pt | 37.7% | 39.6% |
| 差し | 8,682走 | 5.6% | 20.6% | −2.3pt | 21.3% | 19.9% |
| 追込 | 8,246走 | 2.2% | 11.4% | −13.0pt | 11.2% | 11.6% |
勝ち馬の脚質内訳
勝ち馬のうち4番手以内は68%。平均12.2頭という頭数から期待される34%に対し+33.9pt。
大井1400m・3行まとめ
前で決まりやすい
逃げ複勝率48.9%、先行も38.7%。勝ち馬の68%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+33.9pt。テンに行ける馬から組み立てたい。
枠はやや内有利
頭数補正後の内外差は+2.3pt(生の複勝率は内26.5%・外23.7%)。血統ではダノンシャンティのように外枠で数字を上げる例もある。
渋ったら血統表を見る
渋った馬場は全体の52%。良→渋で複勝率が17.3pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。