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KEIBA COURSE DATA — NAGOYA 920m

NAGOYA DIRT 920m 名古屋920mは「前が止まらない」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

名古屋ダート920mを2022〜2026年・505レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は73.6%。勝ち馬の84%が4番手以内から出ており、これは平均10.8頭という頭数から期待される37%を+46.9pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2022-04-08 〜 2026-07-31 集計・505レース5,453走(当サイト独自集計)

集計レース数
505R
2022〜2026年・平均10.8頭
逃げ 複勝率
73.6%
勝率45.8%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
−14.0pt
外(7-8枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
41%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前に行くほど土俵に乗るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。名古屋920mの血統データ5,260走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. ラブリーデイ 75走 18.7% 44.0%
2. ロードカナロア 82走 14.6% 43.9%
3. カレンブラックヒル 52走 25.0% 42.3%
4. ゴールドシップ 50走 4.0% 38.0%
5. アメリカンペイトリオット 53走 13.2% 37.7%
6. ダノンレジェンド 63走 15.9% 36.5%
7. マジェスティックウォリアー 96走 13.5% 31.2%
8. ミッキーアイル 61走 14.8% 31.1%
9. ホッコータルマエ 64走 7.8% 28.1%
10. アドマイヤムーン 57走 3.5% 28.1%

対象: 名古屋920mで50走以上の種牡馬(該当27頭)。血統データが取得できた5,260走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
モーリス 21走33.3% 29走17.2% +16.1pt
サトノクラウン 26走26.9% 44走11.4% +15.5pt
ハーツクライ 23走21.7% 28走10.7% +11.0pt
ダノンレジェンド 24走41.7% 39走33.3% +8.4pt
コパノリッキー 31走32.3% 48走25.0% +7.3pt
リオンディーズ 33走27.3% 23走21.7% +5.6pt
クリエイター 27走18.5% 33走15.2% +3.3pt
シルバーステート 28走21.4% 41走19.5% +1.9pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ダイワメジャー 29走20.7% 36走33.3% −12.6pt
ロードカナロア 33走36.4% 49走49.0% −12.6pt
アメリカンペイトリオット 22走31.8% 31走41.9% −10.1pt
ハービンジャー 22走4.5% 35走14.3% −9.8pt
アドマイヤムーン 26走23.1% 31走32.3% −9.2pt
フリオーソ 28走17.9% 38走26.3% −8.4pt
ダンカーク 35走14.3% 65走21.5% −7.2pt
ラブリーデイ 32走40.6% 43走46.5% −5.9pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 外枠のほうが走るコース

生の複勝率は内(1-3枠)21.1%・外(7-8枠)34.7%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると外(7-8枠)が内(1-3枠)を+14.0pt上回る、外枠有利のコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 501走 7.6% 20.0% 27.9% −7.9pt
2枠 500走 6.2% 21.8% 28.0% −6.2pt
3枠 497走 5.4% 21.5% 27.9% −6.4pt
4枠 502走 8.4% 26.3% 27.9% −1.6pt
5枠 712走 7.7% 26.0% 27.1% −1.1pt
6枠 829走 9.7% 26.7% 27.1% −0.4pt
7枠 939走 10.2% 31.5% 27.4% +4.1pt
8枠 973走 14.0% 37.8% 27.5% +10.3pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率45.8%・複勝率73.6%、先行を含めると勝ち馬の84%が4番手以内から出ている(頭数から期待される37%に対し+46.9pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の75.5%から71.0%へむしろ下がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 515走 45.8% 73.6% +45.6pt 75.5% 71.0%
先行 1,514走 12.3% 42.3% +14.4pt 43.0% 41.4%
差し 1,612走 4.0% 21.6% −5.4pt 20.3% 23.5%
追込 1,781走 0.9% 8.0% −19.6pt 8.3% 7.5%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は84%。平均10.8頭という頭数から期待される37%に対し+46.9pt。

04

名古屋920m・3行まとめ

前残りが基本線

逃げ複勝率73.6%、先行も42.3%。勝ち馬の84%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+46.9pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

外枠のほうが走る

頭数補正後の内外差は−14.0pt(生の複勝率は内21.1%・外34.7%)。血統ではアメリカンペイトリオットのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の41%。良→渋で複勝率が16.1pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。