KEIBA COURSE DATA — NAGOYA 1700m
NAGOYA DIRT 1700m
名古屋1700mは「地方の中では差しが決まる」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む
名古屋ダート1700mを2022〜2026年・799レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は44.7%。勝ち馬の59%が4番手以内から出ており、これは平均10.7頭という頭数から期待される38%を+21.1pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。
2022-04-08 〜 2026-07-31 集計・799レース8,560走(当サイト独自集計)
脚質ビュー(複勝率)
First corner position → Top3 rateこのページの数字の読み方
少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。
馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬
コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。名古屋1700mの血統データ8,143走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。
| 種牡馬(50走以上・複勝率順) | 出走 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1. ドゥラメンテ | 57走 | 12.3% | 45.6% |
| 2. ホッコータルマエ | 97走 | 19.6% | 41.2% |
| 3. ザファクター | 52走 | 17.3% | 40.4% |
| 4. バゴ | 83走 | 9.6% | 38.6% |
| 5. ブリックスアンドモルタル | 52走 | 17.3% | 38.5% |
| 6. ゴールドシップ | 95走 | 11.6% | 37.9% |
| 7. キズナ | 124走 | 14.5% | 36.3% |
| 8. ロードカナロア | 107走 | 15.9% | 35.5% |
| 9. ビーチパトロール | 54走 | 9.3% | 35.2% |
| 10. シニスターミニスター | 66走 | 13.6% | 34.8% |
対象: 名古屋1700mで50走以上の種牡馬(該当61頭)。血統データが取得できた8,143走で集計。
渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドゥラメンテ | 26走 | 57.7% | 31走 | 35.5% | +22.2pt |
| アドマイヤムーン | 28走 | 42.9% | 51走 | 23.5% | +19.4pt |
| ディープブリランテ | 29走 | 34.5% | 36走 | 16.7% | +17.8pt |
| シルバーステート | 23走 | 39.1% | 32走 | 21.9% | +17.2pt |
| クロフネ | 23走 | 39.1% | 51走 | 23.5% | +15.6pt |
| コパノリッキー | 36走 | 38.9% | 44走 | 27.3% | +11.6pt |
| ベルシャザール | 26走 | 30.8% | 28走 | 21.4% | +9.4pt |
| アジアエクスプレス | 36走 | 16.7% | 29走 | 10.3% | +6.4pt |
渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| モーリス | 27走 | 14.8% | 36走 | 36.1% | −21.3pt |
| イスラボニータ | 22走 | 18.2% | 33走 | 39.4% | −21.2pt |
| ヴィクトワールピサ | 38走 | 21.1% | 55走 | 36.4% | −15.3pt |
| ミッキーアイル | 23走 | 17.4% | 44走 | 31.8% | −14.4pt |
| サウスヴィグラス | 22走 | 13.6% | 36走 | 27.8% | −14.2pt |
| ドレフォン | 37走 | 24.3% | 69走 | 37.7% | −13.4pt |
| ダイワメジャー | 21走 | 19.0% | 34走 | 32.4% | −13.4pt |
| ジャスタウェイ | 46走 | 23.9% | 70走 | 35.7% | −11.8pt |
対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。
枠順傾向 — 外枠のほうが走るコース
生の複勝率は内(1-3枠)25.0%・外(7-8枠)29.2%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると外(7-8枠)が内(1-3枠)を+5.0pt上回る、外枠有利のコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。
| 枠 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 頭数からの期待値 | 補正差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 785走 | 7.1% | 24.8% | 28.2% | −3.4pt |
| 2枠 | 791走 | 7.7% | 22.9% | 28.2% | −5.3pt |
| 3枠 | 788走 | 9.4% | 27.2% | 28.2% | −1.0pt |
| 4枠 | 788走 | 9.1% | 28.3% | 28.1% | +0.2pt |
| 5枠 | 1,152走 | 9.6% | 27.6% | 27.2% | +0.4pt |
| 6枠 | 1,327走 | 10.0% | 31.0% | 27.1% | +3.9pt |
| 7枠 | 1,430走 | 10.3% | 28.4% | 27.3% | +1.1pt |
| 8枠 | 1,499走 | 9.7% | 30.0% | 27.4% | +2.6pt |
枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。
内枠で走る種牡馬
内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。
展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか
逃げの勝率18.4%・複勝率44.7%、先行を含めると勝ち馬の59%が4番手以内から出ている(頭数から期待される38%に対し+21.1pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の44.7%から44.6%へむしろ下がる。
| 脚質 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 補正差 | 良・複勝率 | 渋・複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 806走 | 18.4% | 44.7% | +16.5pt | 44.7% | 44.6% |
| 先行 | 2,377走 | 13.4% | 37.4% | +9.3pt | 37.1% | 37.8% |
| 差し | 2,546走 | 8.2% | 26.3% | −0.5pt | 27.1% | 25.2% |
| 追込 | 2,792走 | 4.3% | 16.9% | −10.8pt | 17.1% | 16.7% |
勝ち馬の脚質内訳
勝ち馬のうち4番手以内は59%。平均10.7頭という頭数から期待される38%に対し+21.1pt。
名古屋1700m・3行まとめ
位置取りは決め手にならない
逃げ複勝率44.7%、先行も37.4%。勝ち馬の59%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+21.1pt。地方のコースとしては差し・追込にも出番がある部類。
外枠のほうが走る
頭数補正後の内外差は−5.0pt(生の複勝率は内25.0%・外29.2%)。血統ではコパノリッキーのように外枠で数字を上げる例もある。
渋ったら血統表を見る
渋った馬場は全体の42%。良→渋で複勝率が22.2pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。