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KEIBA COURSE DATA — SAGA 900m

SAGA DIRT 900m 佐賀900mは「前が止まらない」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

佐賀ダート900mを2017〜2026年・689レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は84.6%。勝ち馬の92%が4番手以内から出ており、これは平均9.7頭という頭数から期待される42%を+49.4pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-01-09 〜 2026-07-20 集計・689レース6,709走(当サイト独自集計)

集計レース数
689R
2017〜2026年・平均9.7頭
逃げ 複勝率
84.6%
勝率52.4%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
−4.6pt
外(7-8枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
50%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。前に行くほど土俵に乗るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。佐賀900mの血統データ5,730走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. ロードカナロア 56走 16.1% 55.4%
2. ダンカーク 54走 18.5% 40.7%
3. メイショウボーラー 101走 14.9% 40.6%
4. シニスターミニスター 50走 16.0% 40.0%
5. キンシャサノキセキ 55走 16.4% 40.0%
6. ロードバリオス 55走 7.3% 36.4%
7. スクワートルスクワート 70走 10.0% 35.7%
8. マツリダゴッホ 69走 8.7% 33.3%
9. モンテロッソ 74走 9.5% 32.4%
10. エイシンフラッシュ 93走 10.8% 31.2%

対象: 佐賀900mで50走以上の種牡馬(該当27頭)。血統データが取得できた5,730走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
ダンカーク 30走60.0% 23走17.4% +42.6pt
シニスターミニスター 25走52.0% 24走29.2% +22.8pt
スクワートルスクワート 30走50.0% 36走27.8% +22.2pt
ハービンジャー 28走14.3% 32走3.1% +11.2pt
キンシャサノキセキ 23走43.5% 30走33.3% +10.2pt
ハーツクライ 37走27.0% 27走18.5% +8.5pt
メイショウボーラー 45走44.4% 55走38.2% +6.2pt
メイショウサムソン 20走20.0% 29走17.2% +2.8pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
マツリダゴッホ 35走25.7% 32走40.6% −14.9pt
ヴィクトワールピサ 33走6.1% 21走19.0% −12.9pt
シビルウォー 47走8.5% 41走19.5% −11.0pt
ロードカナロア 30走50.0% 24走58.3% −8.3pt
トーセンジョーダン 37走10.8% 33走18.2% −7.4pt
ナカヤマフェスタ 32走9.4% 24走16.7% −7.3pt
ディープスカイ 30走13.3% 39走20.5% −7.2pt
トーセンラー 46走2.2% 22走9.1% −6.9pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 外枠のほうが走るコース

生の複勝率は内(1-3枠)30.0%・外(7-8枠)32.1%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると外(7-8枠)が内(1-3枠)を+4.6pt上回る、外枠有利のコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 680走 9.1% 26.3% 31.5% −5.2pt
2枠 682走 10.1% 32.1% 31.6% +0.5pt
3枠 680走 10.4% 31.5% 31.6% −0.1pt
4枠 678走 9.6% 30.7% 31.6% −0.9pt
5枠 837走 8.6% 28.1% 30.3% −2.2pt
6枠 986走 12.2% 32.2% 29.8% +2.4pt
7枠 1,057走 9.6% 31.5% 29.2% +2.3pt
8枠 1,109走 11.6% 32.7% 29.0% +3.7pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率52.4%・複勝率84.6%、先行を含めると勝ち馬の92%が4番手以内から出ている(頭数から期待される42%に対し+49.4pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の84.8%から84.2%へむしろ下がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 697走 52.4% 84.6% +52.9pt 84.8% 84.2%
先行 2,064走 12.9% 52.2% +20.6pt 51.8% 52.5%
差し 1,693走 2.7% 18.4% −9.8pt 18.5% 18.2%
追込 2,250走 0.5% 3.9% −26.5pt 3.6% 4.0%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は92%。平均9.7頭という頭数から期待される42%に対し+49.4pt。

04

佐賀900m・3行まとめ

前残りが基本線

逃げ複勝率84.6%、先行も52.2%。勝ち馬の92%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+49.4pt。テンに行ける馬から組み立てたい。

外枠のほうが走る

頭数補正後の内外差は−4.6pt(生の複勝率は内30.0%・外32.1%)。血統ではロードカナロアのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の50%。良→渋で複勝率が42.6pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。