KEIBA COURSE DATA — MONBETSU 1100m
MONBETSU DIRT 1100m
門別1100mは「前で決まりやすい」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む
門別ダート1100mを2020〜2026年・332レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は59.6%。勝ち馬の82%が4番手以内から出ており、これは平均9.4頭という頭数から期待される43%を+39.9pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。
2020-04-23 〜 2026-08-06 集計・332レース3,127走(当サイト独自集計)
脚質ビュー(複勝率)
First corner position → Top3 rateこのページの数字の読み方
少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。
馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬
コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。門別1100mの血統データ3,035走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。
| 種牡馬(50走以上・複勝率順) | 出走 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1. ホッコータルマエ | 61走 | 18.0% | 60.7% |
| 2. ダノンレジェンド | 61走 | 14.8% | 45.9% |
| 3. コパノリッキー | 70走 | 8.6% | 31.4% |
| 4. ベストウォーリア | 63走 | 11.1% | 30.2% |
| 5. スマートファルコン | 55走 | 12.7% | 25.5% |
対象: 門別1100mで50走以上の種牡馬(該当5頭)。血統データが取得できた3,035走で集計。
渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬
| 種牡馬 | 渋 出走 | 渋 複勝率 | 良 出走 | 良 複勝率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベストウォーリア | 39走 | 38.5% | 24走 | 16.7% | +21.8pt |
| スマートファルコン | 31走 | 25.8% | 24走 | 25.0% | +0.8pt |
| コパノリッキー | 38走 | 31.6% | 32走 | 31.2% | +0.4pt |
渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬
対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。
枠順傾向 — 枠でどこまで差がつくか
生の複勝率は内(1-3枠)32.6%・外(7-8枠)33.7%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内外の差が−2.7ptにとどまり、枠でほとんど差がつかないコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。
| 枠 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 頭数からの期待値 | 補正差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 322走 | 10.9% | 32.0% | 31.9% | +0.1pt |
| 2枠 | 323走 | 9.3% | 33.4% | 31.8% | +1.6pt |
| 3枠 | 326走 | 12.9% | 32.5% | 31.8% | +0.7pt |
| 4枠 | 322走 | 12.1% | 30.7% | 31.9% | −1.2pt |
| 5枠 | 399走 | 7.5% | 25.3% | 30.6% | −5.3pt |
| 6枠 | 439走 | 9.1% | 33.0% | 30.3% | +2.7pt |
| 7枠 | 476走 | 12.8% | 34.5% | 30.1% | +4.4pt |
| 8枠 | 520走 | 10.6% | 33.1% | 30.3% | +2.8pt |
枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。
展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか
逃げの勝率31.8%・複勝率59.6%、先行を含めると勝ち馬の82%が4番手以内から出ている(頭数から期待される43%に対し+39.9pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の59.4%から59.7%へさらに上がる。
| 脚質 | 出走 | 勝率 | 複勝率 | 補正差 | 良・複勝率 | 渋・複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 453走 | 31.8% | 59.6% | +27.7pt | 59.4% | 59.7% |
| 先行 | 1,004走 | 12.9% | 41.1% | +9.4pt | 41.2% | 41.1% |
| 差し | 728走 | 3.8% | 23.9% | −5.3pt | 25.2% | 22.9% |
| 追込 | 942走 | 3.2% | 15.0% | −16.0pt | 15.2% | 14.7% |
勝ち馬の脚質内訳
勝ち馬のうち4番手以内は82%。平均9.4頭という頭数から期待される43%に対し+39.9pt。
門別1100m・3行まとめ
前で決まりやすい
逃げ複勝率59.6%、先行も41.1%。勝ち馬の82%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+39.9pt。テンに行ける馬から組み立てたい。
枠はほぼ互角
頭数補正後の内外差は−2.7pt(生の複勝率は内32.6%・外33.7%)。血統ではベストウォーリアのように外枠で数字を上げる例もある。
渋ったら血統表を見る
渋った馬場は全体の52%。良→渋で複勝率が21.8pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。