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KEIBA COURSE DATA — KANAZAWA 1700m

KANAZAWA DIRT 1700m 金沢1700mは「地方の中では差しが決まる」
——渋った馬場で買う血統まで一気に読む

金沢ダート1700mを2017〜2026年・435レースぶん集計した。最初のコーナーを先頭で回った馬(逃げ)の複勝率は58.6%。勝ち馬の74%が4番手以内から出ており、これは平均8.8頭という頭数から期待される46%を+27.1pt上回る。良馬場と渋った馬場で成績が入れ替わる種牡馬——「馬場で買い替える血統」もコース単位で出した。

2017-04-03 〜 2026-08-04 集計・435レース3,836走(当サイト独自集計)

集計レース数
435R
2017〜2026年・平均8.8頭
逃げ 複勝率
58.6%
勝率30.1%・脚質別トップ
内外差(頭数補正後)
+2.8pt
内(1-3枠)が上・複勝率ベース
渋った馬場の割合
54%
稍重・重・不良の合計
脚質は最初のコーナーの通過順で判定(逃げ=先頭 / 先行=2〜4番手 / 差し=中団 / 追込=後方)。位置取りだけでは決まらない。展開と末脚を見るコース。

このページの数字の読み方

少頭数のレースが多いコースほど、複勝率も「4番手以内で決まる率」も自然に高く出ます (6頭立てなら3頭に1頭以上が3着以内に入るため)。会場どうしを並べて比べられるように、 本ページでは頭数から決まる期待値との差(pt)を併記しています。 「+4.0pt」なら、同じ頭数構成のレースをランダムに選んだときより4ポイント高い、という意味です。

01

馬場状態別×血統 — 渋って買う種牡馬、割り引く種牡馬

コース×血統の成績表はよく見るが、「同じコースで馬場が渋ったときだけ走る血統」まではなかなか出てこない。金沢1700mの血統データ3,302走を、良馬場と渋った馬場(稍重・重・不良)に分けて比べた。まずはベースとなる種牡馬ランキングから。

種牡馬(50走以上・複勝率順)出走勝率複勝率
1. フリオーソ 53走 9.4% 41.5%
2. ブラックタイド 62走 16.1% 40.3%
3. ネオユニヴァース 60走 18.3% 38.3%
4. サウスヴィグラス 68走 16.2% 35.3%
5. クロフネ 58走 8.6% 34.5%
6. アドマイヤムーン 70走 5.7% 34.3%
7. パイロ 76走 7.9% 27.6%
8. シニスターミニスター 51走 15.7% 23.5%

対象: 金沢1700mで50走以上の種牡馬(該当8頭)。血統データが取得できた3,302走で集計。

渋った馬場で複勝率が上がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
パイロ 40走37.5% 36走16.7% +20.8pt
アドマイヤムーン 37走40.5% 30走30.0% +10.5pt
ブラックタイド 39走43.6% 21走33.3% +10.3pt
シニスターミニスター 27走25.9% 23走21.7% +4.2pt

渋った馬場で複勝率が下がる種牡馬

種牡馬渋 出走渋 複勝率良 出走良 複勝率
サウスヴィグラス 41走29.3% 25走48.0% −18.7pt
ネオユニヴァース 36走36.1% 22走45.5% −9.4pt
フリオーソ 27走37.0% 25走44.0% −7.0pt

対象: 全体50走以上かつ良・渋それぞれ20走以上の種牡馬。 地方のダートは散水込みで馬場が動くため「渋=稍重・重・不良」でまとめている。 標本が数十走のセルは1〜2頭の当たり外れで数pt動く。傾向の「向き」を見る資料として使ってほしい。

02

枠順傾向 — 内枠有利、そして枠を選ぶ血統

生の複勝率は内(1-3枠)36.6%・外(7-8枠)30.1%。ただし外枠は多頭数レースで2頭ずつ入るぶん頭数の影響を受けるため、頭数から決まる期待値との差で比べると内(1-3枠)が外(7-8枠)を+2.8pt上回る、内がやや有利なコース。血統単位で見ると、枠との相性はさらに分かれる。

出走勝率複勝率頭数からの期待値補正差
1枠 431走 13.7% 37.4% 34.8% +2.6pt
2枠 431走 10.7% 34.8% 34.8% +0.0pt
3枠 427走 13.6% 37.7% 34.8% +2.9pt
4枠 423走 12.1% 39.0% 34.9% +4.1pt
5枠 456走 10.5% 33.6% 34.3% −0.7pt
6枠 503走 8.3% 33.0% 32.9% +0.1pt
7枠 560走 10.2% 29.8% 31.4% −1.6pt
8枠 605走 12.4% 30.4% 30.8% −0.4pt

枠番は馬番と頭数から算出(8枠制)。多頭数レースでは外枠に2頭ずつ入るため出走数が内枠より多くなる。 「頭数からの期待値」は各行の min(3,頭数)/頭数 の平均で、頭数構成の違いを取り除いて比べるための基準値。

内枠で走る種牡馬

内(1-3枠)と外(7-8枠)の複勝率差が大きい順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

外枠で走る種牡馬

外(7-8枠)の複勝率が内(1-3枠)を上回る順。内外それぞれ15走以上の種牡馬が対象。

03

展開・脚質 — どこまで前で運べばいいか

逃げの勝率30.1%・複勝率58.6%、先行を含めると勝ち馬の74%が4番手以内から出ている(頭数から期待される46%に対し+27.1pt)。馬場が渋ると逃げの複勝率は良馬場の62.1%から55.6%へむしろ下がる。

脚質出走勝率複勝率補正差良・複勝率渋・複勝率
逃げ 452走 30.1% 58.6% +23.9pt 62.1% 55.6%
先行 1,342走 13.8% 43.0% +8.2pt 44.2% 42.1%
差し 840走 8.3% 28.2% −2.0pt 29.5% 27.4%
追込 1,181走 3.8% 18.9% −14.6pt 17.4% 19.9%

勝ち馬の脚質内訳

勝ち馬のうち4番手以内は74%。平均8.8頭という頭数から期待される46%に対し+27.1pt。

04

金沢1700m・3行まとめ

位置取りは決め手にならない

逃げ複勝率58.6%、先行も43.0%。勝ち馬の74%は最初のコーナー4番手以内で、頭数補正後も+27.1pt。地方のコースとしては差し・追込にも出番がある部類。

枠はやや内有利

頭数補正後の内外差は+2.8pt(生の複勝率は内36.6%・外30.1%)。血統ではサウスヴィグラスのように外枠で数字を上げる例もある。

渋ったら血統表を見る

渋った馬場は全体の54%。良→渋で複勝率が20.8pt動く種牡馬もいる。雨の日はもう一段絞れる。